
特色
- 町内ごとの若い衆の集団によって演じられる。(仁輪加保存会)
- 仁輪加は仁輪加車を中心とした笛・太鼓・小鼓などの仁輪加囃子を演奏しつつ、町中を巡り、指定の十数箇所で仁輪加を演じる。(流し仁輪加)
- 仁輪加の内容はその年限りのものとし、毎年新作を用意される。そのため社会現象をとらえた社会風刺的なものが多い。
- 出演者は2〜4名が多い。台詞のやりとりを中心とし、対話劇風の構成となる。
- 扮装は簡素で、即興の趣を大切にする。
- 仁輪加の始まりには必ず「口上」がつき、最後の落(おとし)をいうと「エッキョー」と全員が掛け声をかけて終わる。
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仁輪加(にわか)は江戸時代後期に始まった庶民芸能。元は俄(にわ)かに思い立って演じる素人芝居で、これに簡単な落(おとし)をつけ、庶民芸能として確立されました。
江戸時代末期から明治にかけて全国的に流行。大正・昭和にかけて廃れましたが、現在も有名な「博多にわか」「大阪にわか」のほか、いくつかの地方にも残っています。
美濃の流し仁輪加は古い形をよく保存し、しかもどの地方にもない性格を持つ貴重な大衆芸能。上有知の古い町人文化を伝えるものとして、日本の庶民芸能の発達を示すものとして大切に伝承されています。
国選択無形民俗文化財 |

期日 |
4月第2土曜日と翌日の日曜日 夕暮れ〜(令和4年度 中止) |
会場 |
市街地、番屋前 |
電話 |
0575-33-1122(美濃市産業振興部美濃和紙推進課) |
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